健康維持と疾病予防における機能性食品の役割
この度、福岡において第18回日本機能性食品医用学会総会を令和2年12月19日(土)~20日(日)にわたり開催させていただくことになりました。昨今、人生100年時代といわれるようになり、今回、「健康維持と疾病予防における機能性食品の役割」をテーマに主宰させていただくことになりました。
この学術総会は、日本機能性食品医用学会の要請により毎年開催されております集会です。本総会では、「エビデンス」のある機能性食品の医用普及により国民健康促進や生活習慣病予防に役立つことを目的として、特別講演、シンポジウム、セミナー、教育講演、一般演題などが実施され、例年活発な討議がなされております。機能性食品の対象は、生活習慣病の発症や進行からリハビリテーション、また、それに関連した虚血性心疾患、脳卒中、肺疾患、末梢動脈疾患や心不全などの発症の予防です。機能性食品の医用普及には、医学、薬学、農学、理学研究者など多職種の関与が必要です。このように、本総会は、機能性食品普及に欠かせぬものであり、参加者の年々の増加が見込まれ、その社会での役割は、極めて大きいものとなっております。
現在、新型コロナ感染症流行が再燃し、本年度の総会は、Web開催とさせていただくこととなりました。内容は変更なく実施予定ですので、多くの方々に視聴していただければ幸いです。
第18回日本機能性食品医用学会総会 会長
三浦 伸一郎
(福岡大学医学部心臓・血管内科学 主任教授)