会長挨拶

nagaoka2この度、平成28年12月10日(土)〜 11日(日)、順天堂大学本郷・お茶の水キャンパス(東京都文京区本郷2-1-1)において、第14回日本機能性食品医用学会総会を開催することとなりました。

日本機能性食品医用学会は、機能性食品を科学的に研究することにより、その医用普及を進め、国民の健康促進並びに生活習慣病の予防に役立たせることを目的としております。第14回総会は「機能性食品の再評価」をテーマに実施することにいたしました。これは、機能性食品制度が昨年4月1日に施行され1年が経過し、着実に届出数が増加していますが、まだ課題も残されており、本制度を定着・発展させるために、皆様の理解を深めることを目的としました。

シンポジウムとしては「機能性表示食品制度の検証と今後の展望」、「今後の食事療法の在り方 -各学会のガイドラインを踏まえて」、「生活習慣病予防と機能性食品」、「柑橘類由来ポリメトキシフラボノイドの機能表示食品としてのポテンシャル」、特別講演としては「老化制御の分子メカニズム」(東海大学・石井直明教授)、「時間栄養学を視点とした機能性食品の開発と適用」(早稲田大学・柴田重信教授)、そして、ランチョンセミナーとしては「加水分解コラーゲン摂取により期待される効果」(東京農工大学・野村義宏教授)、「グルコサミンの機能性食品への応用とそのメカニズム」(順天堂大学・長岡功)が予定されています。さらに、例年、機能性食品に関する多くの研究成果が一般演題として発表され、活発な討議がなされ、本学会の役割は大きく、社会的貢献度も高くなっています。

本年は、アクセスのよい順天堂大学本郷・お茶の水キャンパスで開催されますので、会員の皆様はもとより、食品関係、医療関係、消費者の皆様に多く参加して頂きますようお願い申し上げます。

平成28年6月吉日
第14回日本機能性食品医用学会総会
会長 長岡 功
(順天堂大学医学部生化学・生体防御学 教授)