第12回日本機能性食品医用学会総会シンポジウムご案内

来る12月13日(土)、14日(日)に京都で開催される第12回総会の主要演題についてご案内いたします。多くの方々のご参加をお持ち申し上げています。詳細については総会ホームページをご覧ください。
■会長講演:「食」を科学する! 吉川 敏一(京都府立医科大学 学長)
■シンポジウム
機能性ポリフェノールの疾病予防・治療への可能性を探る
企画:寺尾 純二(徳島大学大学院HBS 研究部食品機能学分野 教授)
食品機能性因子としてのポリフェノールの研究は活発に行われており,特定保健用食品としても一般の消費者に利用されている.しかし,疾病予防・治療を目的とする臨床応用を目指すには,さらなる基礎研究の充実と応用開発へのブレークスルーが必要である.本シンポジウムでは,臨床応用のための基礎研究の先端事例を3 名の専門家に紹介していただき,将来への道筋を展望する.
生活習慣病と腸内環境:食品の機能性評価への応用を求めて
企画:内藤 裕二(京都府立医科大学大学院医学研究科消化器内科 准教授)
生活習慣病と腸内環境との密接な関与が明らかとなりつつある.腸内環境は食事の質や量,腸内細菌,胆汁酸,短鎖脂肪酸,腸管内分泌ホルモン,腸管神経層により影響を受けながら,生活習慣病の成因,増悪因子に関与する炎症,免疫応答に関与すると考えられる.本シンポジウムでは腸内環境からみた生活習慣病について考え,食品の機能性研究に示唆を与えるような発表を期待したい.
・食に対する機能性表示容認を,どう生かすか?
企画:森下 竜一(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学 教授)
2015 年4 月から従来禁止されてきた機能性表示が容認される.機能性表示は,生鮮食料品などの食にも容認されることがきまっており,食育に対して大きな変化を起こすことが期待される.本シンポジウムでは,機能性表示容認に対して変貌する食の在り方を議論したい.
カロテノイドシンポジウム
企画:矢澤 一良(早稲田大学ナノ理工学研究機構規範科学総合研究所ヘルスフード科学部門研究院 教授)
自然界に数100 種類も存在するカロテノイドの中で,ヒトの健康維持と疾病予防に深くかかわる重要なカロテノイドに関する最近のトピックスをトップランナーの先生方にお話いただく.
・食育と健康長寿
企画:末松 誠(慶應義塾大学医学部生化学 教授)

そのほか、企業共催プログラム、一般演題(口演・ポスター)など、充実した内容が組まれております。

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